
タンタル製タワー
タンタル製タワーは、耐食性が重視される用途や、長寿命・高信頼性が求められる用途に適しています。
タンタルは、現在一般的に使用されている金属の中で最も耐腐食性の高い金属です。実質的に、すべての有機および無機化合物に対して不活性です。この反応性金属は、150℃以下の硫酸や塩酸に対して不活性です。熱伝導率が高く、耐浸食性があり、成形も容易です。タンタルの高い加工性と溶接性は、圧力容器やタワー、リアクターなどの様々な機器の構造材料として最適です。
タンタル製タワー の設計
1988年、Cometec社は、最も腐食性の強い化学用途向けのタンタル製プロセス機器を設計・製造する企業として設立されました。(1998年にCometec社はMersen社に買収され、2010年にMersen Linsengericht 「Home of Tantalum」と改称)
タンタル製タワーは、化学、石油化学、オイル&ガス、その他の厳しい工業生産環境下で多く指定されます。これらの化学物質は頻繁に非常に高い温度に加熱されるため、構造体材料には耐腐食性が要求されます。
タンタル製タワーは、耐腐食性が重視される用途や、長寿命・高信頼性が求められる用途に適しています。
ディップパイプやタワー内部等の付属品もタンタルで製造することができます。
当社の3,200m2の工場では、非常に大きなタンタル機器(最大幅4.4m、最大高さ4.2m、最大重量20トン)の製造が可能です。
Mersen社では、ルースライニングと防爆仕様のタンタル製タワーを提供しています。
Mersen Linsengericht社は、イソシアネート、塩素化プラスチック、エピクロルヒドリン、医薬品、ファインケミカル、湿式冶金、農薬などの製造に使用される数百種類のタンタル製プロセス機器を、世界中のお客様に納入してきました。
タンタル製ディップパイプ
タワー内において以下の用途で使用されています。
- 充填レベル以下のリアクターに液体を導入
- ガスを素早く分散させるために、リアクターの充填レベルの下、多くの場合は攪拌機の近くにガスを導入する。このようなディップパイプは、素早く分散させるために最適な導入ポイントに曲げることが可能
- 短いディップパイプを介して、液体や気体をリアクターの充填レベル以上に導入し、媒体がノズルの壁に接触するのを防ぐ
- 流れを壁に向け、表面への飛散を防ぐために、ベントディップパイプを使って、充填レベルより上のリアクターに液体を導入することが可能
- 安全上の理由から出口ノズルを設置せず、容器内の過圧により長いディップパイプでリアクターを空にする
凸部による機械的な補強により、完全な真空耐性を確保しています。

コンタクト Japan
東京都新宿区西新宿2-7-1
小田急第一生命ビル14階
(TEL) 03-5325-6311
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